外務省 松尾裕敬 国連担当大使が国連総会と安保理の機能強化に取り組んでいくと述べた。 (6/3/2025)

 

国連創設80周年、世界連邦実現に言及した衆議院決議から20周年の機会にこのような意見交換会への参加の機会をいただき、感謝する。外務省として国際平和の構築への貢献を求める2005年の衆議院決議及び2016年の参議院決議を真摯に受け止めており、地域や世界の平和と安定に貢献する取り組みを行っている。国連を中核とする多国間主義が困難に直面している。困難の中での議論は大変意義深く、皆様のご意見を興味深く拝聴させていただいた。国連創設以来80年で、100カ国近くの国が、主権国家として独立を果たし、成長をとげ、グローバルサウスとして大きな存在感を示している。国連の創設時とは様相が異なり、多様な社会になっている。本年は国連創設80周年、来年は日本の国連加盟70周年の節目の年である。このモメンタムを生かし、現代の世界を反映した国連の安全保障理事会を実現するべき であると考える。また、全加盟国が参加をし、国際世論形成にも重要な役割を果たす、国連総会の役割を強化していくことが重要であると考えている。外務省としては、分断や対立が深刻化する国際社会を融和と協調に導くことを目的に、安保理改革を含む国連の機能強化に引き続き取り組んでいきたい。また、法の支配に基づく自由で開かれた国際社会の維持強化、自由で公正な貿易秩序、SDGs、核兵器のない世界、などの実現に向けたルール形成に向けて、引き続き多国間外交を推進し、国際課題の解決にも貢献してまいりたい。世界連邦日本国会委員会におかれまして も、引き続きご支援いただければ幸甚である。最後に世界連邦日本国会委員会の 益々のご活躍を祈念して、結びとさせていただくと述べた。

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