日本政府は、8月31日と9月1日に日本財団と共催で「アフリカ賢人会議」コアグループ会合を開催した。今回の会合には、5名の元アフリカ諸国首脳が参加し、アフリカの平和と安全のために、アフリカ自身が取り組むべき課題等に関して活発な議論が行われた。(外務省報道発表)
- 8月31日及び9月1日,外務省は,日本財団と共催で「アフリカ賢人会議」コアグループ会合を開催しました。今回の会合は,5名の元アフリカ諸国首脳を招待し,アフリカの平和と安全の分野で提言を行うことを目的として開催したものです。
- コアグループ会合の冒頭では,森喜朗元内閣総理大臣の司会の下で,安倍晋三内閣総理大臣,ジョアキン・アルベルト・シサノ元モザンビーク大統領,河野太郎外務大臣,笹川陽平日本財団会長による挨拶が行われ,安倍総理大臣からは,「コアグループ会合」を通じて,アフリカの平和と繁栄の実現に向けた課題やその解決策について,各賢人から忌憚なき御意見を伺い,来年8月に横浜で開催されるTICAD7に向けた検討に生かしていきたい旨述べました。また,河野大臣からは,紛争国や脆弱国においては,制度構築や人材育成が国家の平和と安定の基礎であり,アフリカの国づくりを支援していきたい旨述べました。
- その後,同会合では,日本・アフリカ双方の参加メンバー間でアフリカの平和と安全の確保に向けてアフリカ自身が取り組むべき課題等に関して活発な議論が行われ,メンバーからは,国民の一体性の確保や制度構築等に向けて取り組むことが重要である,日本のTICADの取組に大いに期待する等の意見が出されました。
[参考]アフリカ賢人会議コアグループ会合参加メンバー
日本側:
森 喜朗 元総理(共同議長)
笹川 陽平 日本財団会長
アフリカ側:
ジョアキン・アルベルト・シサノ 元モザンビーク大統領(共同議長)
ニセフォール・デュードネ・ソグロ 元ベナン大統領
ベンジャミン・ウィリアム・ムカパ 元タンザニア大統領
オルシェグン・オバサンジョ 元ナイジェリア大統領
タボ・ムヴイェルワ・ムベキ 元南アフリカ大統領
(出典: 外務省)