[NEWS] 防衛省主催 「国際平和協力基礎講習」
10月3日、防衛省・国際平和協力センター主催の「国際平和協力基礎講習」が初めて開催され、長谷川祐弘 法政大学教授が、元国連事務総長特別代表の視点から、「国連平和維持活動の変遷と自衛隊の役割」に関する講義を約2時間にわたって行った。この講習は、国際平和協力活動が防衛省・自衛隊本来の任務化されたことを受け、陸海空自衛隊の幹部自衛官にとって必要な国際平和協力活動に係る基礎知識を普及するすることを目的としており、防衛省・統合幕僚学校(学校長:陸将 林 一也、副校長:海将補 中西正人)の下部組織である国際平和協力センターとして初めての教育事業である。今回の講習の課程主任は同センターの教育研究室長(1等海佐 林秀樹)であり、受講生は内局・統合幕僚監部4名、陸上自衛隊19名、海上自衛隊12名、航空自衛隊13名の計48名であり、約3割にあたる15名が、国連平和維持活動、国際緊急援助活動、海賊対処活動等の経験者であった。受講生は総員、元国連事務総長特別代表の長谷川教授から直接学ぶ機会を持ち、大変有意義であったとの所見であった。法政大学からは、長谷川ゼミ長の平林聡一朗と副ゼミ長の丸山小百合が同行した。 (丸山小百合)