【国際機構論】2010年5月11日(火) 紀谷昌彦様 外務省 総合外交政策局国連企画調整課長
本日は外務省より総合外交政策局国連企画調整課長の紀谷昌彦氏をお招きし、講義を行いました。日本の国連外交の歴史や現在の世界情勢の中での日本の国…
本日は外務省より総合外交政策局国連企画調整課長の紀谷昌彦氏をお招きし、講義を行いました。日本の国連外交の歴史や現在の世界情勢の中での日本の国…
本日の講義では国際連合が国際連盟の失敗を基にどのような仕組み作りをしたかを説明された。第二次世界大戦のさなか、米英ソを中心に国際連合が作られた。国際連合設立時の中心的原則として、ウェストファリア体制以来の伝統であるバランス・オブ・パワーと集団安全保障、大国の参加などを挙げられた。また、戦後国際機構の成立への動きがWWⅡ中のモスクワ会議、ダンバートンオークス会議、ブレトンウッズ会議などを通して行われたことを説明された。最後に国際連合がどのような機関から成り立っているか、各機関がどのような活動をしているかを説明された。(野田悠将)
今日の「国際機構論」の講義で長谷川教授はヴェルサイユ条約の締結によってウイルソン米大統領が提唱した国際連盟(the League of Nations)が創設されたその歴史的な背景、意義、そして国際連盟がどのようにしてその存在価値がなくなってしまったかを説明されました。〈平田健祐〉
本日は国際機構論の初講義として、使用する参考書として明石・横田・最上氏の著編書の紹介があり年間の授業計画の説明があった。そしてこれから国際機構を学ぶにあたって記述(describe)するだけでなく分析(analyze)概念化(conceptualize)戦略あるいは政策化(strategize or politicize)そして価値や規範的(normative process)によって学ぶ意義を述べられた。また国際機構論の研究方法として法律的なアプローチや政治的なアプローチがあることを指摘され、13世紀から第一次世界大戦後までの間の国際機構の誕生と成長について説明された。(伊藤菜々美)