2011年12月20日(火)のゼミ活動では、4限に次期ゼミ長候補者の選出と人権班によるプレゼンテーション「開発と人権-日本のODA-」が行われました。人権班はスマトラ島・コタパンジャンダムとフィリピン・バダンガス島を事例として挙げ、日本政府による開発援助(ODA)が引き起こした人権問題や、人権基盤アプローチについて述べ、解決策を提案しました。
5限は防衛省の林秀樹一等海佐をお招きし、「自衛隊が実施した国際平和協力の20年」をテーマにご講義頂きました。初めに林一等海佐は、日本の国際平和協力の最初の事例である、1991年に海上自衛隊によって行われたペルシャ湾機雷掃海派遣をご説明され、その後、自衛隊における国際平和協力活動の主要な3つの分野、「国際緊急援助」「国際平和協力業務」「海賊対処」について事例ごとに活動の変移やエピソードなどをまじえご紹介下さいました。最後に、林一等海佐は日本独自の支援スタイルである「現地目線の支援」は、情緒的一体感を求める日本人の人となりから来るものであり、今後、日本が支援を継続する上で失ってはならないものであると述べられました。(中仙道舞)