12月13日の長谷川ゼミでは、新ゼミ生も授業に参加した上、平和構築班により「What is the peace for the future」に関するプレゼンと、同志社大学グローバル・スタディーズ研究科現代アジア研究クラスター教授の小山田英治様による「開発途上国におけるグット・ガバナンス」に関するご講義が行われました。
平和構築班は、平和に対する国連PKOの課題においてリアリズムとリベラリズムを比較しながらプレゼンを行いました。まず、増田君はリアリズムに基づいて勢力の均等や覇権国家による平等について話した一方、武正君はリベラリズムの考えに基づき、勢力均等の限界について話しながらリアリズムに反する立場を取りました。次に、吉田君は国連平和論という題から国連PKOを伝統的PKOと近代的PKOに分類し、それら内容について説明を行い、その後、平田君により、国連PKO活動における課題と問題をいくつもの例を挙げながら説明されました。最後に、高橋君は平和を「公共財」として定義し、環境や経済などの様々な分野における財を平和と結び付けて説明し、それに対する自分の意見を述べました。
それから、同志社大学の小山田英治教授により「開発途上国におけるグット・ガバナンス」についてご講義されました。最初、貧困の問題は国内的問題として先進国と途上国を問わず、全ての国に貧困を削減するための義務があることを説明され、先進国の援助を受けている開発途上国の最大な問題として「政府内の汚職」が挙げられることを強調されました。また、小山田英治教授はグット&バット・ガバナンスについて、多くの開発途上国で小山田教授が経験したことに基づき、それら概念について詳しく説明されました。その上、グット・ガバナンスとは、各国の政府が法律・経済・社会・環境などあらゆる分野における社会的条件が整備されるべきあること、つまり「政府の役割」が重要であると強調されました。(キムミンシク)