みなさんこんにちは!
今日から長谷川ゼミの授業を、写真と一緒にお知らせしていくコーナー“授業日誌”を始めます。
これを通してみなさんに長谷川ゼミの普段の授業の様子を知っていただければと思います。
第一回目の今回では、9/30に行われた第一回目の長谷川ゼミと、10/7の第二回目の長谷川ゼミの授業の様子をまとめてお送りいたします。
9/30、第1回目のゼミはUNV人道支援部長Kevin Gilroy氏をお招きしてUNVの活動内容を英語でお話していただきました。
その後、2008年度海外研修旅行の報告を行いました。
まず初めはGilroy氏よりUNVについてのお話をしていただきました。
UNVとは、国連ボランティア計画のことで、地球規模でボランティアリズムの推進そしてボランティアを動員することを通じて人間開発をサポートする国連機関です。
国連開発計画(UNDP)の下部組織として設立され、経済的にも社会的にも非常に重要な貢献を成しうるという認識の高まりのもと、世界各地で活動を展開しています。
毎年160を越える国々から5000人以上のボランティアが参加し、国連ボランティアは、農業、通信、土木、医療といった技術開発の分野における活動から、紛争や自然災害などに対応するための緊急人道援助、また効果的な開発協力の基盤となる平和や民主主義の推進、人権擁護のための活動に至るまで、多様な分野で100種類以上の職種にわたる活動を行なっています。また国連本体や各国連機関などのプログラムをサポートしています。
Gilroy氏の講演後には、各ゼミ生が英語による質疑応答を行い、
非常に充実した時間となりました。
学生の英語をうまくフォローしながら、優しく丁寧に質問に答えてくださる姿と、
Gilroy氏がUNVになりたてのときに直面したボランティアの理想と現実のギャップについての話が非常に印象的でした。
続けて5限には2008年度海外研修報告として、バングラディッシュ班と東ティモール班のリーダーから写真とともに、各国で学んできたことや体験したことなどを発表してもらいました。東ティモールでは首相や国会議長の方とお会いしたり、バングラデッシュではグラミン銀行のユヌス氏にお会いしたりと、とても充実した研修旅行となったようです。東ティモール班は東ティモール元大統領のシャナナ・グスマン氏と写真を撮っていて、とっても羨ましかったです
第二回目は長谷川ゼミ紛争班によるプレゼンテーションが行われました。
まず、セクション1では“自衛隊問題”について発表・ディスカッションが行われ、
セクション2では“ODA問題”について説明が行われました。
セクション1では、冷戦が終わってから今日まで、我が国を取り巻く安全保障環境が大きく変わって、大量破壊兵器等の拡散や大規模テロリズムの問題などが国の防衛にとって、新たな課題となったことや、自衛隊派遣への外交史を発表し、また自衛隊海外派遣の実績をカンボジアPKOなどの例を通して発表しました。
そのあと、ゼミ生全体で
①日本は海外派遣を拡大すべきか国内活動にとどまるべきか、
②日本の自衛隊を動かすために恒久法をつくるべきか、時限立法をつくるべきか、
③日本の自衛隊は今後どのように活動していくべきか、
という3つの論点を2つのグループに分かれてディスカッションをしました。
ディスカッションが終わった後に、
各自が思う自衛隊のあるべき形を黒板に書きグラフにまとめました。
セクション2では、ODAに関する計20個のグラフや図を解読、検証していくことで、
今後日本のODAがどうあるべきか、投げかけて終了しました。
第一回目は講師をお招きしましたが、第二回目のようにゼミ生によるプレゼンテーションやディスカッションを行うこともあります。
来週は1年生に対する公開ゼミとして、東ティモール大使をお招きして、お話をしていただく予定です。ご期待ください。
文章:堀内 愛彩