【NEWS】UNMIT事務総長副特別代表、川上隆久氏を思う・・・長谷川ゼミOB 土屋喜生

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2010年3月15日、UNMIT(国連東ティモール統合ミッション)にて事務総長副特別代表として活躍しておられた川上隆久氏が、赴任地である東ティモールにて60歳の若さで亡くなられました。
川上氏は、1977年、外務省に入省し、UNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)政務官、外務省総合外交政策局国際平和協力室長、国連アフガニスタン支援ミッション官房長などとして活躍された後、2008年9月から上記の通りUNMITにて事務総長副特別代表を務められました。
亡くなられた川上氏は長谷川教授と旧知の間柄であられ、その関係から長谷川ゼミにも優しく教えを説いてくださいました。現職の事務総長副特別代表として東ティモールに向う際には長谷川ゼミを訪問してくださいました。又、2009年9月の研修旅行の際には、長谷川ゼミを含む日本の4大学からの学生たちを対象に、東ティモールにおけるセキュリティの確保について講義をしてくださり、その後の夕食会におきましても学生たちに興味深いお話を聞かせてくださいました。
又、私個人としましては、東ティモールでのインターン時にカラオケ大会やお食事会などを通して親しくお交わりをさせていただきました。アフガニスタンに送られていく日本人職員たちの質問に熱心に答えられていた様子を思い出します。わずか数ヶ月前にタウンミーティングに参加されていた元気な姿を見かけた時が、私にとって川上氏にお会いする最後の機会となりました。
川上氏が享年60歳という若さで突然に天に召されてしまったことを受け、たくさんの方々が衝撃を受けていると思います。川上氏からこれからもたくさんの事を教えていただけるだろうと期待していた我々学生に取りましても大きな悲しみであり損失でした。
生前の川上氏のご活躍に心からの敬意を表しますとともに、残されたご家族の上に天からの慰めがありますようお祈り申し上げます。〈長谷川ゼミOB 土屋 喜生〉