【外交総合講座】6月17日 日本アセアンセンター事務総長 赤尾信敏氏



前期に来ていただいた、総合外交講座のゲストをご紹介、4回目となる今回は日本アセアンセンター事務総長、赤尾信敏氏の講義をお伝えします。

【6月17日赤尾信敏 日本アセアンセンター事務総長】

①ゲストのプロフィールご紹介

日本アセアンセンター事務総長
1937年岐阜県生まれ。61年京都大学法学部卒業。
同年外務省入省。87年在米大使館公使、90年国際連合局長、93年国際貿易・経済担当大使、
96年在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使、99年在タイ大使、03年から現職をつとめる。

日本アセアンセンターHP:http://www.asean.or.jp/

②講義要旨

2008年6月17日の外交総合講座において、過去ジュネーブ国際機関日本代表部大使、在タイ大使を務められ、現在日本アセアンセンター事務総長を務めている赤尾信敏様に来ていただき、講義をして頂きました。

今回の講義は「WTO体制とバイラテラリズム」というテーマで、GATT体制からWTO体制への移行、WTO体制下での日本の対処、日本がASEAN諸国等と進めているEPA/FTAのあり方、東アジア共同体についてお話をして頂きました。

赤尾氏は、日本について、かつての日米経済摩擦への対応を例にGATT体制と比較して、WTO体制ではマルチラテラルな紛争解決が大幅に増加したということを説明し、さらに、マルチラテラルだけでなく、WTO協定上、一定の条件下で容認されている二国間のFTAやEPAのメリットを指摘されています。