【国際機構論】6月17日 岩崎弥佳 世界銀行東京事務所上級広報官

長谷川教授の担当講義では、「総合外交講座」と同じく毎回様々なゲストの方に来ていただき、
貴重なお話をしていただいています。
そこで今回より複数回にわたって、08年度前期にゲストの方による講義の模様を紹介してきます。

【岩崎弥佳 世界銀行東京事務所上級広報官】

岩崎弥佳 世界銀行東京事務所上級広報官


①講義要旨

2008年6月17日の国際機構論の講義において、97年より世界銀行の対外関係の仕事に従事し、現在は東京事務所上級広報官を務めておられる、岩崎弥佳氏に講義をして頂きました。

本講義は「世界銀行グループ 貧困のない世界を目指して」というテーマで行われました。岩崎氏は世界銀行の設立経緯から、パラダイムの変化、開発のプロジェクト、そして世界銀行と日本の関係についてお話をされました。

講義において岩崎氏は、現在の世界銀行が重要視している点として、貧困に配慮したグローバリーゼーション、オーナーシップについて挙げられました。

また、現在の課題として、財団などが多額の資金を所有し、世界銀行のドナーが多極化してきていること。それに伴って様々なリスクが発生してくることを説明して頂きました。